川崎市麻生区の20代男性会社員が感染 シェアハウス居住

川崎市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、川崎市は19日、同市麻生区の20代の男性会社員の感染が新たに判明した、と発表した。市内での感染は2人目。男性は同日夜に入院したが軽症という。12日に感染が判明した多摩区の70代男性との関係はないと見られ、最近の渡航歴もないという。

 市によると、男性は12日に発熱。15日に息苦しさを感じ、17日に市内の医療機関を受診。肺炎の診断を受け、男性は帰国者・接触者相談センターに電話相談。19日に陽性が判明した。

 男性はシェアハウスに知人4人と同居。市は2月27日からの行動を調べているが、ライブハウスなど換気が悪く不特定多数が集まる場所には出掛けていないという。発熱した12日に市内の仕事先に出勤した後は仕事に出ていないが、一度熱が下がったため、13~14日にかけ、男性ほか5人の知人と車で神奈川の隣接県に泊まりがけで出掛けたという。

 市は、男性の同居者、車で外出した知人らが濃厚接触者とみて、関連自治体と連絡を取りながら調査を進めるとしている。

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