長野県はきょう19日、新型コロナウイルスの感染が確認された南牧村の牧場勤務の女性の「濃厚接触者」について、同僚6人の経過観察期間が終わったと明らかにしました。
経過観察が終わったのは、今月5日、新型コロナウイルスの感染が確認された南牧村の「滝沢牧場」に勤務する50代女性の同僚6人です。
女性は、先月19日、集団感染が発生した大阪市内のライブハウスで開催されたイベントに行っていました。帰宅後、発熱など症状がでましたが、入院するまでに計5日間（先月23、24、28、29日、今月1日）出勤しており、県は牧場の同僚6人を「濃厚接触者」として経過観察（14日間）してきましたが、症状などもなく、きょうで終了したと公表しました。また、女性が喫茶の提供をしていた「濃厚接触者」の客5人もすでに経過観察を終えています。
一方、女性も体調が回復し、発熱もなく呼吸器の症状が改善されたことから、2回検査を行い、いずれも「陰性」だったため、きのう退院しました。県内での感染者はこの女性を含め4人に上っていましたが、退院は初めてです。
女性が勤務している「滝沢牧場」は、感染が確認されてから休業していましたが、保健所などが敷地内の消毒などを行い、あさって営業を再開する予定です。
