山の上にハートマーク♡ ホテルの空室で点灯

空室の照明を使って浮かび上がったハートマーク=長崎市内

 新型コロナウイルスの感染拡大で観光客が少なくなる中、まちに元気を届けようと、ホテル長崎(長崎市立山2丁目)は18、19の両日、空室の照明を点灯させて山の上にハートマークを浮かび上がらせた。20日以降は予約状況に応じて点灯する。
 同ホテルでは2月29日~3月19日に196組2112人の宿泊がキャンセルになり、この間の営業を休業した。また、感染への懸念から市民の間でも外出を控える自粛ムードが高まっており、空室の照明を使った演出を企画した。
 両日は午後6時~8時に約10室の照明を点灯。市街地から見ると、立山方面の山手にハートマークがともされた。同ホテルの担当者は「ふと空を見上げた時に目にとまり、不安な心を和らげてもらえたら」と話している。

 


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