NHK総合では、3月20日に内野聖陽主演のドラマ「スローな武士にしてくれ～京都 撮影所ラプソディー～」（午後10：00）を放送する。
同作は、360°、全方位ぶれずに撮影できるマシンを使ったワンカットでの13人斬りや、池田屋の階段落ちをワイヤーアクションで演出するなど、時代劇をハイテク技術で描いてみたらどうなるか、一流俳優たちが実演。その舞台裏を見せる前代未聞の“ハイテク×時代劇制作の舞台裏”ドラマ。人々を熱狂させた活劇が、最新技術で前代未聞の映像としてよみがえる。
物語の舞台は、京都の歴史ある撮影所。そこに、NHKから「最新鋭の技術を駆使して、池田屋事件をドラマにしたい」という依頼が舞い込むところから始まる。撮影にあたるのは、ハイテクとは無縁の高齢スタッフばかり。新技術の撮影現場に売れっ子俳優を起用すると面倒なことになりかねず、撮影所長（伊武雅刀）は切られ役専門の大部屋俳優・シゲちゃんこと村田茂雄（内野聖陽）を抜てきする。
1週間後、巨大なトレーラーに積まれた山のような機材と共にNHKから田所（柄本佑）がやって来る。彼は、アメリカ育ちながら人並み外れた時代劇マニア。到着するなり、幕末の新選組「池田屋事件」をドラマにしたいと言いだし、撮影所の活動屋 （石橋蓮司）たちはあきれ顔。しかし、久しぶりの時代劇にたきつけられていく。果たして、シゲちゃんたちはハイテクの試練を乗り越えることができるのか？ 時代劇のトップスターとして、里見浩太朗が本人役で登場するほか、中村獅童、水野美紀、藤本隆宏、浜田晃、佐川満男、本田博太郎らも出演する。
内野は「『スローな武士にしてくれ』この題名から、一体なんなんだと思ったあなた！ ぜひ見てみてください。撮影所の裏を舞台にしたライトなコメディー！ でも内野聖陽、体張ってます！ チャンバラ好きの人、動体視力が最近気になる人（笑）、本当に気軽に楽しめる作品になってます！ ぜひご覧ください！」と力強く呼びかけている。
