大村市の園田裕史市長が1月、通販大手ジャパネットホールディングスと市総合運動公園(黒丸町)でのサッカーJ2、V・ファーレン長崎の練習拠点整備について会見したことに対し、同市議会は19日の最終本会議で、園田市長に「市政運営の改善を求める決議」を全会一致で可決した。
決議では、園田市長と同社の高田旭人社長が開いた会見の報道内容に触れ、「両者が合意したと報じられた」と指摘。「議会はまだ十分な協議および認識の一致すらしておらず、市長の議会軽視とも受け取れる姿勢には憤りを覚える」などとした。その上で「市民や関係団体の誤解を解くため」として記者会見を開くことなどを求めた。
園田市長は取材に「改めるところは改め、市民や議会に対し、丁寧に説明していきたい」とした。