歴代スカイラインの中でもっとも売れた「ケンメリ」
1972年4代目へフルモデルチェンジしたスカイラインは、4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン/バンをラインナップ。セダンとハードトップにはホイールベースを延長し6気筒エンジンを搭載したGT系を設定していた。4ドアセダンに関しては、「ヨンメリ」とも呼ばれるが、これは「4枚ドアのケンメリ」の略。また、約4年間の販売期間中、およそ67万台を販売。これは歴代スカイラインの中で最多となる。
加えて、4ドアセダンのGT系、2ドアハードトップの全グレードのテールライトが丸型4灯となったのはケンメリからだ。以後、スカイラインの象徴として10代目のR34スカイラインまで受け継がれ、R35 GT-Rにも継承された。
たった197台!貴重なGT-R
1973年、ハードトップ2000GT-R(KPGC110型)がデビュー。2000cc S20型エンジンは、160馬力を発生させ、専用ラジエータグリル、前後オーバーフェンダー、リアスポイラーなどを装備、240km/hのメータースケールが特徴。諸説あるが、排出ガス規制の影響により生産台数はわずか197台。そのうち195台のみ市販された。
スペックや価格
■価格:162万円(GT-R)
■全長×全幅×全高:4460×1695×1380mm
■ボディタイプ
・2ドアハードトップ
・4ドアセダン
・3ドア/5ドアワゴンおよびバン
■エンジン:S20型 2000cc 直列6気筒 DOHC24バルブ(GT-R)
■駆動方式:FR
■トランスミッション:3速AT/5速MT/4速MT
■販売期間:1972年~1977年