目からウロコ!?煽り運転をしないために車間距離を客観的に知る方法

ドライブをする女性

白線と間隔で車間距離を客観視

運転中の車間距離は、ドライバーひとり一人の感覚で保たれている。乗る車の種類や乗車・着座位置によって、車間距離が変わってしまうこともあるが、感覚で済まされなくなる時代は目前。目の錯覚で車間距離が近づきしまったとしても、あおり運転や車間距離不保持と判断されてしまうこともあるだろう。そこで頼りになるのが道路上の白線(破線)。この白線(破線)は、法律により白線の長さ・幅・間隔などが細かく規定されているため、白線と間隔の長さを知っておけば車間距離を客観視することができる。

一般道路における白線と間隔

高速 vs 一般道【一般道チーム】

一般道路においては、白線の長さが5m、間隔が5m、合わせて10mで1セット。一般道路では、走っている速度マイナス15がおおよその停止距離と言われるため、停止距離以上の車間距離を空ける必要がある。

【停止距離とセット数】

・時速30km/hの停止距離=14m(白線約1.5セット以上)

・時速40km/hの停止距離=22m(白線約2.5セット以上)

・時速50km/hの停止距離=32m(白線約3.5セット以上)

・時速60km/hの停止距離=44m(白線約4.5セット以上)

高速道路における白線と間隔

制限速度が110km/hに引き上げられた新東名高速道路の新静岡から森掛川インターチェンジ約50km区間 50年経っても変わらぬ制限速度・道交法

高速道路においては、白線の長さが8m、間隔が12m、合わせて20mで1セット。高速道路では、走っている速度の数字がおおよその停止距離と言われるため、走行速度の数字と同等以上の車間距離を空ける必要がある。

【停止距離とセット数】

・時速70km/hの停止距離=58m(白線約3.5セット以上)

・時速80km/hの停止距離=76m(白線約4セット以上)

・時速90km/hの停止距離=93m(白線約4.5セット以上)

・時速100km/hの停止距離=112m(白線約5セット以上)

なお、上記の停止距離は、路面の状態やタイヤの摩耗具合などによっても異なる。スピードの出し過ぎはもちろんのこと、車間距離を十分にとり、万が一の際も安全に停止できる用心がけよう。

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