「獄中で妻を寝取られ…」羽賀研二が絶望の日々を『週刊新潮』で告白! “虚偽離婚”で財産を妻名義に…出所したら「何もかも失っていた」

画像はCD『東京・恋物語』より

かつては数々の女性と浮名を流し、故・梅宮辰夫の愛娘、梅宮アンナとカップルだった当時は「ペアヌード」を出すなどメディアに露出、浮気をしても「誠意大将軍」として引っ張りだこだった、元タレントの羽賀研二(58)。

梅宮アンナとの破局後に別の女性と結婚、すっかりメディアから姿を消していたが、2007年、恐喝と詐欺の罪で懲役6年の刑を受け(2013年に最高裁で確定)、今度は「稀代のワル」として世間の注目を浴びました。

その最高裁確定後、沖縄刑務所に服役した羽賀は、詐欺の被害者に民事でも訴えられ、3億9000万円の支払いを命じられました。

だが、2017年に所有していた沖縄の不動産を「協議離婚」した元妻に譲渡。この協議離婚が差し押さえを避ける“財産隠し”の「虚偽離婚」だとして、獄中で再逮捕され、さらに懲役2年を求刑されたわけです。

そして2019年1月に出所、保釈の身で1年以上を過ごしていた羽賀は、その“財産隠し”の判決が下される前に、『週刊新潮』で沖縄刑務所での悲惨な獄中生活や、出所後の絶望の日々を語ったのです。

「刑務所では、芸能人だったこともあってずっと4畳半一間の独房生活でした…あからさまに嫌がらせをしてくるオヤジ(刑務官の俗称)もいました…ドブさらいやトイレ掃除ばかりを命じられ…手袋もなしにスコップで下水溝の掃除をするんですが…他の受刑者がやることはなかった」

刑務官がそう命じた理由は、羽賀にはケガをされたら困るから、他の受刑者と同じ溶接の作業はさせられないという言い分だったそうです。

また、受刑者からも嫌がらせのようなものがあったと羽賀は言います。

「ある時、自分が長くつの中に隠し持っていたカマボコが、オヤジに見つかってしまった。なんでバレてしまったのか。どうやら刑務官にチクった受刑者がいたそうです。芸能人なので気にくわないと思う人がいたのかもしれない」

そして羽賀は沖縄刑務所を出所後、1泊1700円の民宿で仮住まいの生活を続けていました。

「風呂もトイレも共同で、日雇い労働者とかと顔を合わせると“なんで、こんなところにいるんだ”という顔をされてしまう…好物になった納豆とバナナを、独り食べながら頭に浮かんだのは、絶望の二文字です」

ただ、それ以上に羽賀を絶望させる不安な出来事が起こっていました。「虚偽離婚」とされた元妻が法廷でこう証言したことを知ったからです。

「本当に離婚するつもりで籍を抜きました…他の男性と恋愛していて、その人と結婚を考えた」

「虚偽離婚」とは夫婦の絆は切れていないのに、カタチだけ離婚する“財産隠し”に他なりません。出所したあとは再び、元に戻ることを意味しています。

もちろん、「虚偽離婚」は罪になるため、「本当に離婚するつもり」と証言したのは「法廷戦術だったかも」と羽賀は考えようとしましたが、「他の男性と恋愛」していた話は初耳だったと言います。

「彼女とは接見禁止で発言の真意は確認できていません…人づてに聞いた話では、男性とは保釈された後に付き合い、交際はまだ続いているかもしれない」

9歳と7歳の娘がいる羽賀は、家族を奪われたら本当に何もかも失ってしまうと、『週刊新潮』の取材中、感極まって涙を流したそうです。

そして、この『週刊新潮』が発売された前日の2020年3月18日、羽賀研二こと当真美喜男被告は、その「虚偽離婚」による“財産隠し”で、懲役1年6カ月の実刑を受けました。

対して元妻の当真麻由被告は執行猶予3年付きの懲役1年6カ月。再び羽賀は刑務所に戻り、元妻は娑婆に残ることになりました。

はたして、元夫の絶望の嘆きが、「虚偽離婚」だったはずの元妻に届くことはあるのでしょうか。(文◎編集部)

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