映画『いざなぎ暮れた。』舞台挨拶で毎熊克哉、武田梨奈が「コロナに負けるな」と呼びかけ

21日、東京・テアトル新宿で映画『いざなぎ暮れた。』の無観客舞台挨拶が行われ、ダブル主演の毎熊克哉と武田梨奈、ネルソンズの青山フォール勝ち、岸健之助、笠木望監督、原俊介撮影監督が登壇し、映画祭賞状授与式が行われた。

舞台挨拶は新型コロナウイルス感染拡大防止対策の影響で無観客で行われ、崖っぷちの男・ノボルを演じた毎熊は「こういう状況ではありますけど、今日はお集り頂きありがとうございます。撮影は去年の2月頃に行われ、こんな良い映画館で上映できるとは思わなかった、こういう風な時間を設けてもらってご挨拶できることを本当に嬉しく思っています」と挨拶。

ノボルの恋人役のノリコを演じた武田は「正直、初日舞台挨拶が無いとお聞きしてやるせない気持ちになったんですけど、無事に劇場の方が上映してくださり、この小さな映画を記者のみなさんが少しでもフィーチャーしてくださること本当にありがたく思います」と語る。

主演の2人のいわば敵役を演じ、撮影された島根県ゆかりの芸人・青山フォール勝ちは「地元の映画と言う事で、地元に帰るくらいの気持ちでいたら、すごい俳優さん、女優さんがいてまさかこんな事になると思っていなくて、島根でもすごい好評で東京でも皆さんに観てもらえたら良いなと思います」と今の気持ちを語った。

客席でのフォトセッション終了後、この映画「いざなぎ暮れた。」が世界各国の映画祭で数々の賞を受賞したことで、各種賞状の授与式が行われた。最後に毎熊から「映画作りに参加させてもらって、面白いと思うのは卓上で想像していたことじゃないことがいっぱい起きる、景色だったり感情だったり……この映画にはそういった生々しさが沢山映っているので、色んな方にその空気感を楽しんでもらえたら嬉しい」と語り締めくくった。

映画『いざなぎ暮れた。』は 2020 年2月21日(金)から島根県・東宝5で先行上映中。(~4月2日まで)3月20日(金)〜4月2日(木)まで東京・テアトル新宿にて公開。

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