小学校でしまくとぅば教える安里さん、「トビィあさと物語集」刊行

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 【うるま】うるま市立高江洲小学校で授業「しまくとぅばクラブ」、放課後活動「琉球文化クラブ」の世話人を務めてきた安里政弘さん(66)=うるま市=が書籍「トビィあさとのチャンプルー物語集」を刊行した。県内の小中学校に配る予定だ。小学校で教えた経験を生かし、うるま市宮里の古民家で三線などを教える「チャンプルー寺子屋」も始めている。

 安里さんは昨年、世界の名曲を三線で演奏できるよう工工四にして、しまくとぅばや英語も交えた「チャンプルー歌集」「三線で歌う世界の名曲集」をまとめた。それらに続く出版だ。

 安里さんは介護施設でのボランティア活動を機に高江洲小から声が掛かり、約4年前からしまくとぅばを教えている。最初は話を聞かなかった児童らも、安里さんが童謡や三線を取り入れると夢中になって学んだ。物語集には、犬嫌いだった「おじい」と犬の「コロスケ」との暮らしを描いた「おじいと犬」など4編の物語を日本語、英語、しまくとぅばで掲載した。「歌集」などとともに、子どもたちに指導した経験が生かされている。装丁・イラストは仲地のぶひでさんが手掛けた。

 「チャンプルー寺子屋」は土、日曜の午前中に開く。安里さんは「沖縄文化を世界に発信できる『チャンプルーヒーロー』が誕生するとうれしい」と話した。問い合わせは(電話)090(1943)5639(安里)。