BBQしながら野球観戦も ハマスタ、新設エリアを公開

報道陣に公開されたレフトウイング席=横浜スタジアム

 横浜DeNAは23日、東京五輪で野球・ソフトボールの主会場となる横浜スタジアムに新設された左翼側スタンドの「ウィング席」などを報道陣に公開した。

 2017年11月から約3年にわたる改修工事が完了。昨春完成したライト側スタンドの「ウィング席」に続いて、左翼ポール後方に2812席が設けられ、球場の最大収容人数は34046人に増えた。広範囲な視点で楽しめるほか、横浜港や関内の街並みも望める。

 左翼ウィング席には本格中華料理を提供する「濱星樓」もオープン。バックネット裏の屋上の「ベイディスカバリーBOXシート」も新装され、バーべーキューしながらの観戦も可能となった。

 17年に運用が始まった球場外周を一周できる「Yデッキ」も2倍超の600メートルに拡張。試合日以外は誰でも通行利用できる。グラウンドを眺められる撮影スポット「DREAMGATESTAND」も設置し、練習中の選手たちを見渡すことができる。

 新設エリアはプロ野球の本拠地開幕戦から使用される。当初はオープン戦からファンに開放される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客試合となったため、公開が見送られていた。

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