Apple Watchでインフルエンザの兆候も発見可能に?

現在、新型コロナウイルスの検査キットは数が限られているというのもあり、検査対象となる患者は症状が深刻であったり、感染経路が疑わしかったりすると医者が判断した場合のみです。

しかし、Apple WatchユーザーならCardiogramというアプリを使うと自分で感染の兆候を確認できるかもしれません。同アプリの共同創業者であるJohnson Hsieh氏は、「Cardiogramの新しい睡眠時BPM記録機能は、ユーザーがインフルエンザやCOVID-19を含む病気の症状に、体がどのように反応しているかをより意識するのに役立ちます」としています。

病気になった場合、普通は心拍数が健康な時とは違って見えます。Hsieh氏は、心拍数の変化は心拍数が低いはずの睡眠時に顕著に現れ、もし心拍数が速い、スパイクがあるなどが見られれば何らかの異常である可能性があるといいます。

このアプリはCOVID-19に感染しているかどうかを診断できるものではありません。しかし、このアプリを用いれば睡眠時に現れる兆候から体調変化を素早くキャッチし、より良い健康状態をモニターできるようになります。「インフルエンザに似た症状が、心拍数のパターンを通して自分の体にどのような影響を与えているのかをより意識できるようになるための追加ツールをユーザーに提供しています」(同氏)。

アプリをチェックしてみたい方は、App Storeから無料でダウンロードできます。睡眠時BPM記録機能も無料で利用できますが、リモートモニタリングや医師に渡すためのデータのエクスポートなどを希望する場合には、年間25ドルのプレミアム会員になる必要があります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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