五輪準備進む札幌、懸念広がる 30年冬季招致に影響 「やむを得ぬ」の声も

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札幌市役所1階に飾られている東京五輪・パラリンピックをPRするポスター

 新型コロナウイルス感染拡大で延期論が高まってきた東京五輪について、安倍晋三首相が23日、延期を容認する考えを示したことで、マラソン・競歩、サッカーの開催に向けて準備を進める札幌市や関係者からは、開催に対する懸念や選手を気遣う声が上がった。最終的には国際オリンピック委員会(IOC)が判断するが、延期となると、2030年冬季五輪・パラリンピック招致への機運醸成や中央区役所の仮庁舎への移転遅れなどに影響しそうだ。

 「残念だが中止するよりはいい。東京五輪を通じて30年冬季五輪・パラリンピック招致を進める姿勢に変わりはない」。冬季五輪・パラリンピック札幌招致期成会の勝木紀昭実行委員長は23日、IOCなどの協議を注視し、決断に従う考えを示した。