【解説】医療的ケア児とは

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 重い病気や障害を抱えて生まれたため、人工呼吸器の装着やたんの吸引、胃ろうのチューブを通じた栄養・水分摂取など医療的ケアが日常的に必要な子ども。従来は助からなかった命が、医療の進歩で救えるようになったことなどを背景に増えている。厚生労働省によると、19歳以下のケア児は2016年時点で全国に約1万8千人いると推計され、10年前の2倍近くに上る。長崎大学病院小児科によると、県内の15歳未満のケア児は13年度に少なくとも137人。県の17年度の調査では在宅酸素療法や気管切開など比較的重症度が高い15歳未満のケア児は72人だった。16年5月に成立した改正児童福祉法は、自治体が保健、医療、福祉などの関係機関と連携し、ケア児の心身の状況に応じた適切な支援に努めるよう求めている。