大東建託パートナーズ、屋根点検においてドローン活用開始

地上からドローンを操作している様子 大東建託株式会社のグループ会社である大東建託パートナーズ株式会社は、2020年3月23日より、同社グループが管理する賃貸建物の屋根点検において、建物の維持管理力向上のためドローンの活用を開始した。

従来、建物の屋根は目視での点検がしづらいことから、破損箇所を不具合発生前に見つけることが困難だったが、ドローンを使い上空から屋根点検をすることで、破損箇所を早期発見することが可能になるという。

同社は、賃貸建物の完成後、2ヵ月に一度の頻度で建物の点検(以下:定期点検)を実施し、「建物定期報告書」としてまとめオーナーへ郵送している。

定期点検の際、外壁や雨どいの破損といった建物外周に足場を組む必要のある修繕箇所が見つかった場合は、その機会を利用し高所から屋根点検を実施していたが、今後はいつでも点検することが可能となる。また、高所作業も不要となるため、点検作業の安全性が向上するという。

点検に使用するドローンは赤外線カメラを搭載しており、賃貸建物の屋根に設置された太陽光パネルの表面温度分布画像を撮影することができる。これにより、目視ではわかりづらい断線などの不具合を発見することが可能になる。また、点検の際に発電を停止させる必要もなく、効率的に点検を実施できる。

通常撮影

赤外線撮影
断線などの不具合は青色となり、速やかに特定できる


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