長野県内で初 『新型コロナ』が追い打ち... 木曽のホテル管理・運営会社が自己破産申請へ

長野県木曽町が所有する温泉宿泊施設の管理・運営会社が事業を停止し、自己破産の準備を進めていることがわかりました。新型コロナウイルスの影響による経営破綻は、長野県内初と見られています。

資料 ホテル木曽温泉 木曽町三岳

自己破産を申請するのは、木曽町三岳の「ホテル木曽温泉」を管理・運営する「おやど」です。施設は町の所有で、2010年から「おやど」が指定管理者となっていました。

民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、2014年の御嶽山噴火や雪不足で業績が低迷した上に新型コロナウイルスの影響で利用客が減り、事業継続を断念したと見られています。

木曽町によりますと、きのう23日、「19日付けで事業を停止する」という通知が役場に届いたということです。

「帝国データバンク」によりますと、新型コロナウイルスの影響による経営破綻は長野県内で初めてと見られています。

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