3月22日に最終回を迎えた竹内涼真主演のTBS系連続ドラマ「テセウスの船」（日曜午後9：00）の平均視聴率が、番組最高の19.6％を記録した。11.1％でスタートした1月19日放送の第1話から、第6話で13.2％と数字を伸ばすと、第7話で14.0％、第8話で15.3％と放送を重ねるごとに記録を更新。ラストは自己最高の高視聴率を記録し、有終の美を飾った。
ドラマは、東元俊哉氏の同名漫画を原作に、主人公の田村心（竹内涼真）が31年前にタイムスリップし、父・佐野文吾（鈴木亮平）が犯人として逮捕された連続毒殺事件の真相を探るミステリー。最終回で毎分最高視聴率を記録したのは、番組終盤に、佐野心（竹内涼真）と妻・由紀（上野樹里）の間に娘が生まれてくることを知った父・文吾が、心に名前を提案する現在でのシーン（午後10：14）で、21.5％（すべてビデオリサーチ調べ、関東地区）だった。
また、動画配信サービス・Paraviでは、昨夜の最終回放送終了後からParavi特典映像「テセウスの船完全ネタバレ！犯人の日記大公開」というオリジナル映像コンテンツを配信中。原作者の東元氏がイベントで、「真犯人は原作とは違うと聞いている」と発言したこともあり、放送が進むにつれ犯人が誰かという「犯人考察」ブームが過熱。放送回を追うごとに謎が深まるドラマの内容と相まって、ネットやSNS上でもさまざまな意見が飛び交い、話題を呼んだ。
そして、最終回でついに事件の黒幕とその動機が明かされたが、今回Paraviで配信される「テセウスの船 完全ネタバレ！犯人の日記大公開」では、あの事件は誰が、いつ、なぜ起こしたものだったのかを、劇中で犯人が綴っていた“犯行日記”を軸にして描く。緻密かつ大胆、予測不能な犯行で主人公・心と視聴者を翻弄（ほんろう）し続けた犯人の視点から、その犯行の一部始終を前・後編に分けて振り返っていく。Twitterでひそかに運営されていた真犯人のアカウント「おじいさんの古い斧」（＠gfsoldaxe）の謎めいたツイートの秘密や、地上波本編では明かされなかった事件の裏側の未公開映像も含まれている。
そんな犯行日記の全貌を見届けるのは、本編で犯人に翻弄され続けた田村心と佐野文吾を演じた竹内と鈴木。2人も初めて知る事件の裏側に、思わず飛び出す本音トークは見どころの一つとなる。また、Paraviでは「テセウスの船」の全話も独占配信中。さらに、4月5日深夜0：00からは、未公開シーンを含んだ「テセウスの船 ディレクターズカット版」の独占配信も決定している。
