藤ヶ谷太輔が「A‐Studio+」で鶴瓶とタッグ。早くもMCの才能が開花

Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、4月3日からリニューアルする笑福亭鶴瓶がMCを務めるトーク番組「A‐Studio+(プラス)」(金曜午後11:00)で、鶴瓶と共にMCを担当することが分かった。藤ヶ谷は「鶴瓶さん以外では僕が初めての男性レギュラーとなるので、より面白くなったなぁとか、僕が番組のプラスになる存在になれるようにできればと思います」と意気込みを語っている。

2009年にスタートした「A‐Studio」では、鶴瓶自らが事前にゲストの家族や友人、知人など、ゲストをよく知る関係者のところへ足を運び、インタビュー取材を敢行。その模様を収めた写真とそこで得たゲストの人物情報を元に、スタジオでゲストと台本なしの話を展開していく人気トーク番組だ。

そんな番組が今年4月に放送12年目を迎え、トーク番組としてさらなるグレードアップを追求し、タイトルを「A‐Studio+」と変える。藤ヶ谷は新たに番組をけん引する新MCとしてが起用され、その加入に伴ってこれまでMCが行っていた事前取材もダブル体制に。2人はそれぞれの切り口やテーマで取材先を決定。それぞれの目線と感性で取材を敢行し、その成果をスタジオに持ち寄ってゲストを迎え、2方向からのアプローチで、ゲストのさまざまな魅了を伝えていく。4月3日は俳優でミュージシャンの星野源、10日には多部未華子をゲストに迎える。

「初回収録にして、すでにしっかりした藤ヶ谷のMCぶりには敗北感でいっぱいです」と笑う鶴瓶は、「僕は(彼が初MCなので)助けてやろう、助けてやろうとずっと思っていたんですけど…。全然心配することなんてなかった。自分で取材してどんどんゲストの魅力に迫ってましたね。2本目の収録(4月10日放送回)なんか、すっかりゲストの多部さんと意気投合して、僕を置き去りにしてトークが盛り上がっていましたから(笑)。面白いですね。彼が加わったことで『A‐Studio+』という新たな番組が誕生したなぁと感じて、よかったです」と藤ヶ谷の司会ぶりを称賛。

そして、藤ヶ谷には「あえて自分が教えることはない」そうで、「自分の思うままに自然体で好きなようにやればいいと思う。本人が興味を持つことをゲストに聞けばいいし、僕も僕で自分が聞きたいことを聞く。僕はゲストとの話にしても事前取材にしても、インタビューするというより、楽しくしゃべろうという思いでやっているので、それが一番」と自然体で臨むことが大切だと強調。今後の番組については「すでに初収録でトークが予想外の展開を見せていますからね! スタッフが、こうしましょうとか、こんなふうに作りましょうとか思っていても、その想定を超えてきていますから、予定調和でない自然の面白さでしょうね。藤ヶ谷は(MCとしての)引き出しをたくさん持っている感じで、これからが楽しみですね」と期待を寄せた。

そして、初収録を終えた藤ヶ谷は「とにかくすごく楽しかったという思いが一番です。昨年夏にゲストで番組に出演させてもらった時も、自分はあまりしゃべるタイプではないので、ゲストとしてちゃんと話せるのかなぁと思ったのですが、鶴瓶さんと一緒にやらせてもらうと自然と肩の力が抜けて、自分が失敗しても鶴瓶さんがなんでもフォローしてくれるし…。今回の初収録も、なんでも自由に自然体でいけとずっと言ってくださっていたので、そのおかげで変に空回りせず、とにかく楽しくできたと思います。きっと反省点はこれからどんどん出てくると思いますが…」と鶴瓶に全幅の信頼を寄せ、「皆さん(鶴瓶さんやゲスト)の邪魔にならないように、自然体で取材して、ゲストの方の今まで知られていない魅力を引き出せるようなMCをできればと思っていますので、楽しみにいていただければ」と抱負を語る。

また、オファーを受けた際は思わず「えっ」と聞き返したそうで、「今までにMCをやったこともないので、本当にびっくりして、なんならちょっとドッキリかなぁぐらいに思いました(笑)」と振り返り、「でもとにかく勉強させてもらう機会を得たなぁと。鶴瓶さんと一緒にやらせてもらうことで、話すスキルやトークの間も勉強できるし、何より(事前取材で)ゲストの方について調べることによって、こういう音楽の作り方があるんだなぁとか、こういうお芝居の取り組み方があるんだなぁとか、こういうことを楽しいと思うんだなぁとか、どんどん自分の見識が広がっていくと思っているので、勉強を頑張ります」と意欲に満ちている。

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