浜辺美波&横浜流星のW主演でドラマ化。和菓子×ラブミステリー「私たちはどうかしている」

浜辺美波と横浜流星が、7月にスタートする日本テレビ系連続ドラマ「私たちはどうかしている」(水曜午後10:00、開始日未定)でダブル主演を務めることが分かった。

浜辺は「横浜さん演じる椿をはじめ、監督、スタッフ、キャストでどんな『私たちはどうかしている』のドラマの世界が出来上がるのか今からすごく楽しみです。私にとって、挑戦となるシーンもたくさんあるので、丁寧に、激しくそして豊かに作り上げていけたらなと思います」と意気込みを語り、和菓子職人を演じる横浜は「和菓子作りも始めました。繊細な作業で難しいですが、とても楽しいです。少しでも多くの方に和菓子の魅力も伝えることができればいいなと思っています」と役作りに励んでいる。

ドラマの原作は、安藤なつみ氏による累計発行部数200万部超の同名漫画。老舗和菓子屋を舞台に、15年前に起こった老鋪和菓子店「光月庵」主人の殺害事件を巡り、過酷な運命に翻弄(ほんろう)されながらもひかれ合う花岡七桜(浜辺)と高月椿(横浜)の姿を描いたラブミステリーだ。

浜辺演じる七桜は、修業中の和菓子職人。和菓子職人だった母の才能を受け継いでおり、人の心をつかむ、斬新で思いやりのある御菓子を作る。真っすぐで、どんな逆境にもめげない心(しん)の強さを持ち、和菓子愛が強すぎて、周りが戸惑うほど熱く語るなど“和菓子バカ”の一面も。一方、横浜演じる椿は、老舗和菓子店「光月庵」の跡取り息子。創業400年の歴史をもつ「光月庵」を継ぎ、より愛される店にすることを志す。一見、クールで傍若無人だが、しれは和菓子や店に対する強い思いがあるがゆえ。母や祖父から、家族としての愛情を受けてきておらず、実はとても不器用な性格というキャラクターだ。

かつて「光月庵」で働いていた母と共に店に住み込んでいた七桜だが、椿の父である「光月庵」の主人が殺害され、当時6歳だった椿の証言によって母が逮捕。七桜も追い出されてしまう。それから15年、ある和菓子の対決で再会した2人だが、椿は七桜が幼なじみだと気付かないままプロポーズ。七桜は母の無実を証明するため、正体を隠したまま、椿との結婚を利用して「光月庵」に乗り込むことを決意する。そんな“容疑者の娘”と“被害者の息子”である2人の恋模様をスリリングに描いていく。

浜辺は「今回のお話をいただいて初めて原作を読んだのですが、少女漫画でもあり、本格的なミステリーでもあるというすごく異色なストーリーに加え、椿と七桜の関係の変化や展開の目まぐるしさに、何度も衝撃を受け一気に読み進めてしまいました」と原作にハマった様子で、役作りについては「七桜は、常に複雑で切ない思いと葛藤しながら椿と、そして和菓子と、向き合う女性です。亡き母への思い、和菓子への思い、そして椿への思い、たくさんの思いを重ねる七桜の気持ちを想像して、誰よりも理解してあげられるよう寄り添いたいと思います」とコメント。

横浜は「椿は、亡き父を尊敬していて父の言葉を信じ、『光月庵』を大切に思い、立て直そうと信念を貫き、奮闘するカッコいい男です」とキャラクターについて説明し、「そんな椿を演じさせていただくことにプレッシャーを感じていますが、皆さんの期待に応えられるように、椿と向き合い、『光月庵』や和菓子に対する情熱や思い、孤独さや苦悩を繊細に演じられればと思います」と気合十分。さらに「父が亡くなったことがきっかけで生まれた、七桜とのいびつな関係も物語の魅力的な部分だと思っています」と見どころを明かし、「“どうかしている”2人が行き着く先を、ハラハラドキドキしながら毎週楽しみにしていただけるとうれしいです」とメッセージを寄せた。

原作者の安藤氏は「自分の漫画人生の中でドラマ化なんてことが起こるなんて信じられなくて、ずっとふわふわしています。何があるか分からないものです。おまけに一視聴者として楽しんできた日テレさんの水曜10時! とても光栄です。浜辺美波さんと横浜流星くん、そして和菓子に着物と『美しい』しかない世界なのに話はドロドロな愛憎劇…。そのギャップを楽しみたいです!! カラーで見られる数々の和菓子にも期待です!!!」とドラマ化を喜び、放送を楽しみにしている。

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