ザ・チェインスモーカーズ『ワールド・ウォー・ジョイ』 現代ポップスの要素を網羅し、ダンスのイメージを超える

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ザ・チェインスモーカーズ『ワールド・ウォー・ジョイ』

 12年に結成され、昨年フォーブス誌で、世界で最も稼ぐDJに認定されたダンス・ポップユニットのサード・アルバムです。16年に発表した「クローサーfeat.ホールジー」が全米チャートで12週連続1位を獲得し一躍世界に注目されるアーティストになりました。EDM全盛期のダンス・ユニットとしてのイメージが強いのですが、17年にはコールドプレイと「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」でコラボし、その音楽性がダンスだけではないことを印象付けました。果たして新作は現代のポップスの要素をすべて網羅したダンス・ポップ・ロック・フォーク・アルバムと言えます。

 注目されるのはそのサウンド作りの緻密さです。表面的にはダンス・ナンバーであってもEDMのようなエレクトロ・サウンドではなく、アコースティクなサウンドをベーシック・トラックに取り入れ、ナチュラルなヴォーカルを引き立たせ、さらにアンビエントな味付けをするといった手法。カイゴ、5SOS、ブリンク182、ビービー・レクサ、新田真剣佑らが客演。

(ソニーミュージック・2200円+税)=北澤孝