新型コロナ 「熊本市の感染は一定程度」 市専門家会議が認識

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 新型コロナウイルス感染の拡大防止対策を協議する熊本市専門家会議(座長・原田信志熊本大学長)の第1回会合が24日開かれ、「市は感染が一定程度に収まっている地域」との認識で一致。市施設の再開やイベント実施など今後の施策に生かすよう提言した。

 政府の専門家会議は19日、地域の感染状況について(1)拡大傾向(2)一定程度に収まっている(3)確認されていない-に3区分。各地域はそれを基に、イベント実施の可否などを判断するよう促した。

 市の専門家会議は医師や学識者ら9人で構成。24日の会合では、市の感染者が5人で、感染経路もたどれていることから「(2)の地域」と判断した。それを念頭に、学校再開やイベント自粛の緩和などを決断するよう求めた。

 厚生労働省のデータから試算した最悪のケースとして、「市内で治療が必要な重症者が1日当たり約40人まで増える」と指摘。原田氏は「爆発的患者急増に対応できる医療体制のシミュレーションが必要だ」と訴えた。

 会議終了後、大西一史市長は「年度末前後は人の移動が増え、感染リスクが高まる」として、4月中旬まで動植物園(東区)の再開を見送る意向を示した。休校が続く学校については、感染予防措置を講じた上で、新学期の開始を目指す。次回は30日。(潮崎知博)