Rソックス傘下マイナーリーガーの新型コロナ感染が判明

日本時間3月25日、レッドソックスは自軍のマイナーリーガー1名が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことを発表した。レッドソックスによると、このマイナーリーガーはフロリダ州フォートマイヤーズのキャンプ施設を離脱したあと、居住地で検査を受け、陽性であることが判明したという。このマイナーリーガーがキャンプ施設のフェンウェイ・サウスに姿を見せたのは日本時間3月16日が最後であり、レッドソックスはフェンウェイ・サウスのジェットブルー・パークを少なくとも2週間閉鎖することを決定した。

球団広報のケビン・グレッグが発表した文書によると、レッドソックスはこのマイナーリーガーがキャンプ地を離脱したタイミングや陽性であることが判明したタイミングを踏まえ、このマイナーリーガーがキャンプ地を離脱したあとに新型コロナウイルスに感染したと考えているという。しかし、最善の予防策を講じるため、キャンプ施設のフェンウェイ・サウスを最低2週間閉鎖し、徹底的な消毒作業を行うことを決定。すでに多くの選手がフロリダを離脱しているものの、キャンプ施設にとどまってトレーニングを続けている選手もいたようだ。

また、レッドソックスは、この感染者と濃厚接触した可能性のある選手やスタッフには、他者との接触を2週間避けるように指示を出している。さらに、保健機関やメジャーリーグ機構、球団のメディカル・チームからの推奨事項に従う意向であることを明言している。選手のプライバシーを守るため、詳細な言及は避けたものの、感染者の症状は深刻ではなく、体調は良好だという。

ヤンキースでは、すでにマイナーのキャンプ施設から2人の感染者が出たことが明らかになっているが、感染者とメジャーリーガーとの接触はなく、メジャーのキャンプ施設でトレーニングを続けている選手もいる。また、レッズのキャンプ地の従業員からも感染者が1名出たことが報じられている。レッドソックス関係者では、今回のマイナーリーガーが初の感染者となる。

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