成都ユニバーシアードのアクアティクセンター・メイン構造物の建造がこのほど終了

AsiaNet 83413 (0464)

【成都(中国)2020年3月24日新華社=共同通信JBN】2021年成都ユニバーシアードは成都ならびに中国西部で開催される初のマルチスポーツ大会で、そのメイン会場となるのはDong’an Lake Sports Parkである。成都について詳しく知るにはwww.gochengdu.cn を参照。

成都Dong’an Lake Sports Parkから3月18日、良い知らせが届いた。ユニバーシアードのアクアティクセンターのメイン構造物の建造が、予定より早く完了したということだ。第31回成都FISUユニバーシアード夏季競技大会(31st FISU Summer World University Games Chengdu)の組織委員会によると、防水加工処理を施された屋根となる鋼鉄製の構造物の建造が完了した。

Dong’an Lake Sports Parkには「1つのスタジアムと3つの屋内アリーナ」がある。4万席を備えるスタジアムでは開会式と閉会式が行われる。1万8000席の多機能屋内アリーナでは体操競技が開催され、4500席のアクアティクセンターは水泳の競技会場に、そして小型アリーナは体操のトレーニング場になる。フロア部の総面積は約20万平方メートルで、プロジェクトが開始されたのは2018年10月。2021年2月までに完成すると予想されていた。

3つの屋内アリーナはそれぞれが四角形の建物で、広大な広場に展開し、それぞれが有機的につながっている。また、これらの屋内アリーナは中国の伝統的な概念である「調和した共存」と「丸い空、平たんな大地」という古代の考え方を表す屋外の展示エリア、沈床広場、親水舞台を通って円形のメインスタジアムに接続している。

多機能アリーナの建物部は約9万平方メートル、高さ44.3メートルで、その大きさはキャデラック・アリーナに比肩する。このアリーナはさまざまなイベントを開催することが可能だ。ユニバーシアードを開催する他、16の屋内スポーツの会場にもなる。多目的性により良く対応するため、このアリーナは必要に応じて席数を調整できる可動式スタンドを備えている。同アリーナには径間13.5メートル、長さ約80メートルの大きなビーム式カンチレバー渦階段が20あり、大規模な屋外プラットフォームから屋根部に直接つながっている。距離おいいて見ると、それはまるで竜がうず巻くように積み重なり、ダイナミックな気質を示している。

この多機能アリーナは、スタンドにプレハブ式の環境に優しい水板を採用している。それは滑らかな表面、整ったエッジとへり、統一されたカラーでアリーナの質感を向上する。

メイン構造物の建造完了を受け、電気機器、金属屋根、カーテンウォールの設置と3つのスタジアムの装飾プロセスが始まる。

ソース:The Organizing Committee of the 31st FISU Summer World University Games Chengdu