毎週月~金曜日 ゆうがた5時58分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。月曜日は「NARA ベスト3」と題して、奈良をすみずみまで知る奈良まほろばソムリエの皆さんに、おすすめのグルメやスポットを3つずつご紹介いただいています。
今回は奈良まほろばソムリエの会・梶原さんが紹介する「ならまち大人ランチ ベスト3」です!
※この記事は奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」で3月23日に放送された内容です。
世界遺産である元興寺。その旧境内を中心とした地域が古き良き町並みが残る「ならまち」です。
ならまちは県内屈指の飲食店激戦区なのですが…
本格・イタリア料理を楽しんで
1軒目は猿沢池から歩いて2分のイタリア料理店「ならまち nakamuraya」です。
イタリアで修業を積まれたシェフが毎年、本場・イタリアに出向いて最新の味を習得し、料理に反映しているのだとか。シェフはソムリエの資格も持っていてイタリアワインの品ぞろえも充実。
そのワインの種類にあわせて上質なグラスで提供されます。なんと、お水に「バカラ」のグラスが使用されているんです!
そんな「nakamuraya」さんのおすすめランチは…
前菜が冷たいもの・温かいものの2品、パスタも2品ついています。ちょっと珍しいですよね。
オーナーシェフ・中村耕平 さん
「パスタ2品というよりは、まったく違うお料理を別の項目としてお出ししております。」
1つ目は「フレーゴラ」というイタリア・サルデーニャ島の小粒のパスタ。
魚介のスープをパスタにしっかり吸わせてスプーンでいただきます。現在、サルデーニャ島出身のスタッフが「nakamuraya」で勤務していて、本格的な逸品となっています。
2つ目は都祁で獲れたイノシシを煮込んでソースにし、スパゲッティに絡めた「都祁イノシシのラグーソーススパゲッティ」です。
野生のイノシシということもあり、コクのあるしっかりとしたお味です。
そして、お手製の古都華を使ったティラミスもデザートに。
中には生チョコが隠れていて、ふわっふわのティラミスとイチゴ、チョコの甘さが絶妙です。
オーナーシェフ・中村耕平 さん
「月替わりで旬のパスタをご用意しております。ぜひ、お越しください。」
フレンチと和をいっしょに楽しめる
2軒目は元興寺から歩いて3分ほど、ならまち大通り沿いにある「フレンチ o・mo・ya」です。
店内には中庭と蔵(個室として使用できます)があって、純和風の空間はとても落ち着きます。さらに床の間のあるお部屋でテーブルとイスでいただく、和洋折衷のスタイルです。
フレンチとしては一風変わった「ワンプレート」でお料理が提供されます。
さらにごはん・赤だし・香の物付き!前菜にあたるお惣菜が5品、この日のメインは大和茶がアクセントになった鶏のパン粉焼きです。
肉厚ですが脂肪分が少なく、とてもジューシーです。本格フレンチなんですが、カジュアルでボリューム抜群!
そして、ご飯にあうようにフレンチの中に和の要素が隠れていて、菜の花あんかけのベースはコンソメではなく、昆布とかつおで取った一番だしから作られているんです。
どの料理もフレンチと和の意外なマリアージュが楽しめるものとなっています。
器にもこだわっていて、滋賀の信楽焼で統一されています。和の落ち着いた雰囲気を演出してくれるアイテムです。
料理長 兼 店長・中塚 学さん
「ワンプレートの中にぎゅっと詰まったフレンチのこだわり。ぜひみなさん、体験してください!」
20種類以上のハムが…!?
3軒目は…「リストランテ リンコントロ」です。
一歩中に入ると、外観からは想像できないフレンチレストランの内装に。
オーナーシェフ・西岡正人さん
「食材はすべて産地直送で名前を知っている生産者さんからいただいています。必ず生産地に出向き、生産者の想いを知ることを大事にしています。」
食材への探求心が止まらないシェフが作る料理がこちら!
モチモチの自家製パスタと、シャキッとしたイカとホタテの歯ごたえが楽しい逸品です。
そして、こちらはジビエの本当の美味しさを引き出した「都祁の日本鹿のロースト」です。
しっかりした味で、噛めば噛むほど旨味が出てきます。どのお料理も引き締まった味で楽しんでいただけます。
さらにお手製のハムを20種類以上そろえています。120キロある豚肉を1頭飼いして、部位ごとにまるまる加工肉にしてしまうんです!いろいろな調理法があるので、バリエーションが尽きないのだとか。
ハムを使用した料理は1皿で5種類、コースの前菜でいただけます。
オーナーシェフ・西岡正人 さん
「こだわりの食材を揃えています。ぜひ、一度いらしてください。お待ちしております!」
気になるお店の場所は?
※この記事は取材当時の情報です。