眞島秀和が「人間の履歴書」ナレーションで感じた「まずは一日一日を大切に生きていくこと」

BS12 トゥエルビでは3月28日に、BS12スペシャル「人間の履歴書 ―歯が語る生きた証―」(午後7:00)を放送。ナレーションを俳優の眞島秀和が担当する。

治療痕などからその人の生活状況まで分かる「歯」は、「人間の履歴書」とも言われ、遺体の身元確認の有効な手段となる。東日本大震災で身元確認にあたった歯科法医学者・斉藤久子氏は、当時多くの課題を感じ、女性歯科医師9人で「JUMP(日本身元不明・行方不明者対策チーム)」を結成、日本の大規模災害時の遺体身元確認システム確立に尽力している。番組では、遺体の身元確認の重要性を過去の災害から学んだ日本が、これからすべきことに迫る。

東日本大震災による行方不明者は2500人以上。そして今も身元が分からない遺体も存在している。宮城県警には震災から9年経った現在も震災に特化した「身元不明・行方不明者捜査班」がある。捜査班長・菅原信一氏は「身元特定には遺族が納得できる根拠が必要」と情報が少ない中、地道な捜査を続けている。

眞島はナレーション収録を終えて、「1人でも多く、残されたご家族の元へ帰すために尽力する方々の姿を拝見しながらナレーションを通じて、一つ一つ丁寧に伝えることを意識しました。日本はいつ災害が起きてもおかしくない状態で、それぞれが何か対策を講じなければいけないこともありますが、今自分にできること、まずは一日一日を大切に生きていくことではないかと感じました」と明かしている。

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