長崎大1934人 静かな巣立ち 規模縮小で卒業式

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代表の学生だけが出席した長崎大の卒業式=長崎大中部講堂

 長崎大の卒業式が25日、長崎市文教町の同大中部講堂であり、1934人が思い出の詰まった学びやから巣立った。
 新型コロナウイルス感染予防のため規模を大幅に縮小。会場を同市茂里町の長崎ブリックホールから変更し、各学部・研究科の代表23人だけが出席した。
 卒業証書を手渡した河野茂学長は「まずは自分のために、そして社会への貢献を考えながら活躍してほしい」とエール。卒業生を代表して水産学部の浜口絢圭(あやか)さん(22)が「4年間で得た知識や経験を糧とし、精進する」と決意を述べた。
 県内で金融の仕事に就く経済学部の杉本美咲さん(29)は「働きながら夜間に4年間通ったが楽しかった。学んだことを職場で生かしたい」と抱負を語った。
 キャンパスには式に出席できなかった卒業生の姿もあり、福岡県で中学校の教員になる教育学研究科の八尋慶一郎さん(25)は「式に出られず残念だが、最後に仲間と写真を撮ることができて満足。子どもたちを笑顔にできる存在になりたい」と話した。
 卒業生の内訳は学部生1568人、大学院生366人。学部生の就職率(1日現在)は前年度比0.5ポイント増の94%で、県内に就職した割合は24.6%だった。