長崎県内2例目 感染源は海外、学校再開は予定通り

長与町対策本部会議、学生の施設利用など制限

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長与街感染者の行動歴

 長崎県は25日、英国への短期留学から帰国した長崎大の20代男子学生=西彼長与町在住=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染確認は2人目。
 中村法道知事は対策本部会議の後、報道陣の取材に応じた。新学期の学校再開や春休みからの部活動開始について「感染源は(海外で)県内ではなかった」として、児童生徒の健康状態に十分注意しながら予定通り進める考えを明らかにした。一方、長与町は、小中学校は新学期の4月6日に予定通り再開するが、部活動は5日まで禁止にすることを決めた。
 県によると、男子学生は2月初旬に英国に留学し、今月16日に帰国。羽田経由で長崎空港に空路移動し、自宅には家族の車で戻った。帰宅後は外出を自粛していたという。
 18日にのどの痛みを訴え、19日に医療機関に電話で相談。自宅で経過観察をしていたが、24日に倦怠(けんたい)感もあり長崎大学病院でPCR検査を実施した。この際、医師は防護服を着用し駐車場で検体を採取したという。陽性反応が出たため改めて県の機関でも検査し、25日朝、陽性と判明した。
 現在は長崎市内の感染症指定医療機関に入院。倦怠感はあるが、発熱症状はない。濃厚接触者とされる同居家族4人はいずれも症状はなく、PCR検査でも陰性だった。県は不要不急の外出や公共交通機関の利用は控えるよう要請したという。今後、他に濃厚接触者がいないかなどを調査する。
 県によると、新型コロナウイルス感染症のPCR検査はこれまでに266件実施。うち2件が陽性だった。
 長与町も25日、対策本部会議を開催。4月5日まで、高校生以下は町の体育施設や公民館を利用できず、児童館と子育て支援センターも臨時休館。町主催のイベントも引き続き自粛することなどを決めた。

県内で2人目の新型コロナウイルス感染者が確認され、対策本部会議に臨む中村知事(右端)ら=25日午前8時8分、県庁