<レスリング>IOCの決定を待って、予選システム・日程を論議…UWWネナド・ラロビッチ会長

UWWネナド・ラロビッチ会長=UWWホームページより

 世界レスリング連盟(UWW)のネナド・ラロビッチ会長は3月24日、東京オリンピックの開催延期を受け、UWWホームページ上で世界のレスリング界へのメッセージを送った。

 延期の決定は「アスリート、オリンピックに参加するスタッフ、国際社会全般の健康を考えての結論」としたうえで、2021年オリンピックへ向けての出場枠や予選については、国際オリンピック委員会(IOC)からの(日程などの)情報を待っている状態であり、数週間のうちにUWW執行委員による電話会議を行い、決定したいという。

 以下は、ラロビッチ会長からのメッセージ。


親愛なるアスリートとレスリング・コミュニティの皆様へ

世界レスリング連盟(UWW)
会長 ネナド・ラロビッチ

 国際オリンピック委員会(IOC)と東京オリンピック組織委員会の共同声明により、東京オリンピック2020が、2021年夏までの間に延期されることををお知らせします。この決定は、アスリート、オリンピックに参加するスタッフ、国際社会全般の健康を考えての結論です。

 延期は、他競技の連盟や関係者も同じですが、選手と資格獲得過程に大きな影響を与えます。現在、認定プロセスに関するIOCからの詳細な決定を待っています。できるだけ早く、新たな情報をお届けします。

 この遅れが、選手の準備に影響を与えることと、あやふやな状況になっていることは、理解しています。しかし、皆さんの健康と安全が最優先であることも確かです。最新情報を、常にいち早くお届けすることをお約束します。

 UWW執行委員会は、数週間以内に電話会議を開催し、2020年のイベントについてを決定する予定です。

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