【高松宮記念】モズアスコット“最低”でも最高 矢作師も状態面に太鼓判

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 M・デムーロを背に力強く駆け上がったモズアスコット(手前)=撮影・佐藤厚

 「高松宮記念・G1」(29日、中京)

 芝&ダートG1ウイナーのモズアスコットが25日、新コンビのM・デムーロを背に、栗東坂路で4F50秒2の猛時計をたたき出した。

 「初めて乗りましたが、とても良かった印象です。レベルが高い馬ですね」と、抜群のアクションに鞍上は満面に笑みを浮かべた。先行したカフジジュピター(4歳2勝クラス)を、楽々と圧倒して2馬身先着。矢作師は「51秒台くらいの指示。先導のペースが速過ぎたので、調教としては最低ですね」と内容に対しては辛口だったが、「でも、動きは良かった」と状態面については太鼓判を押した。

 新型コロナウイルスの影響で、豪州遠征を直前で断念。ただ、早くから高松宮記念への出走も視野に入れていたこともあり、すぐに戦える態勢を整えた。矢作師にとっては、JRA・G1実施機会4連勝の新記録(グレード制導入以降)が懸かる。「意識しても仕方ない。普段の仕事を黙々とこなすだけ」と話しながらも、「少しでも明るい話題を提供したいという気持ちはあります」と強い決意を口にした。