トヨタと日野、CO2排出量6割削減へ向け燃料電池大型トラック共同開発

トヨタと日野が共同開発する燃料電池トラックのイメージ

トヨタと日野の技術を凝縮した実用性の高い燃料電池大型トラックを開発

商用車の電動化においては、高い環境性能、実用性が求められ、走行距離や積載物、稼働シーンなどに応じて最適なパワートレインを採用していくことが重要。今回、共同開発する燃料電池大型トラックは、日野の大型トラック「日野 プロフィア」をベースに、両社が培ってきた技術を最大限に活かし開発する。

トヨタ 新型MIRAI/東京モーターショー2019

シャシーは燃料電池車に最適なパッケージングを専用設計し、軽量化により積載量の確保。パワートレインにはトヨタの次期「MIRAI」用に新開発されるトヨタ FCスタックを2基搭載し、日野の大型車ハイブリッド技術を応用した車両走行制御を組み合わせる。

航続距離は600kmを目標とし、環境性能と商用車としての実用性を高次元で両立することを目指している。

燃料電池大型トラックの概要

■ベース車両:日野 プロフィア(FR1AWHG)

■寸法:全長×全幅×全高=11,990×2,490×3,780mm

■車両総重量:25t

■FCスタック:トヨタ FCスタック(固体高分子形)

■モーター:交流同期電動機

■高圧水素タンク:大容量高圧(70MPa)水素タンクを新開発

■駆動用バッテリー:リチウムイオンバッテリー

■航続距離:約600km(目標)

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