首都大学東京が授業開始をゴールデンウィーク明けに延期

2020年3月25日、首都大学東京(2020年4月1日より「東京都立大学」に名称変更)はホームページで上野 淳学長のメッセージを掲載し、2020年度の入学式中止に引き続き、授業開始についても、当初予定の4月6日(月)をゴールデンウィーク明けの5月7日(木)以降に延期することを発表した。

首都大学東京は3月13日に、東京国際フォーラムで予定されていた4月5日の「2020 年度 東京都立大学入学式」中止を発表。その後も4月の授業開始に向けて検討を進めてきたが、いまだ予断を許さない状況が続いていること、都内におけるオーバーシュートを回避するため今後1か月程度が極めて重要な期間と位置付けられていることなどを総合的に勘案して、授業開始の延期を決定した。

なお、学生相談やキャリア相談などの各種相談窓口は開けており、来室の際は当日の体調等を備え付けのチェックシート(当日の体調/体温、2週間以内の海外渡航歴等)に記入、提出したうえで利用する等の対策をとる。

上野学長は学生に対し「現在、若者を中心とした『感染しても症状の出ない人々』が潜在的な感染源となる可能性が指摘されております。本学の学生の皆さんにおかれては、こうした背景等を十分に理解し、感染拡大を食い止めるため、本学学生として自覚ある適切な行動を取っていただくことを求めたいと思います」と呼びかけている。

3月25日夜、東京都の小池百合子知事が会見を開き、現状を「感染爆発重大局面」にあるとして、「都立大学はゴールデンウィーク明けからの新学期としているように、かなり時期をずらして新学期を始めるということが増えてきた。その他の大学においても効果のある対策をお願いしたい」と訴えた。

参考:

【首都大学東京】【重要なお知らせ】新型コロナウイルス感染症に関連する対応について

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