オフライン業者が淘宝でライブ配信 EC業界の意外な生業の道

淘宝(TAOBAO)がこのほど公布した「淘宝経済暖報」によると、2月に入って淘宝ライブのライブスタジオ数が倍増、ライブ配信の上昇幅は110%、淘宝に入居している店舗が淘宝ライブで販売する件数も前年比50%増となったことが分かった。

現在、100業種あまりのオフライン業者が淘宝でライブ配信を行ない、「クラウドオフィス」モデルをスタートさせ、不動産、自動車販売、新製品発表会、コンサート、クラウドミュージアム、クラウドレストラン、クラウド野菜売り場、クラウドデパート、クラウド書店など100業種を超えるオフラインビジネスモデルをカバーしている。その中で、山東寿光中国野菜博物館は、ライブで農業知識を普及、現地の農家のために売れ行きが悪い野菜の問題を解決している。

解説:

5Gビジネスの加速により、ライブECが細分化されたユーザーサービスを提供するために多くの可能性を作りだしていることで、ショート動画プラットフォームのビジネス化が加速、トップレベルのECのほかに、快手(KUAISHOU)、抖音(海外版はTIKTOK)などが次々に人気のあるライブ配信での商品販売モデルをスタートさせている。今回の新型コロナウイルスが広がりをみせる状況下で、「オタク経済」の台頭により、ライブとより多くのビジネスモデルを組み合わせたことで、ライブECが爆発的な成長期を迎え、倍速以上で成長する市場が期待される。

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