マッチングアプリが海外進出 東南アジア市場がターゲット

マッチングアプリの陌陌(MOMO)がこのほど、海外で「Olaa」と名付けたアプリをリリースした。このアプリの開発者は、陌陌が今年第3四半期に設立した国際化プロジェクトチームの数十人規模で構成されている。「Olaa」は現在すでに、インドネシア、フィリピンとルクセンブルグの4つの国と地域でリリースされ、主な目標は東南アジアである。

これは陌陌が海外進出した3回目の試みである。早くは2012年に、陌陌はアメリカで陌陌英語版をリリースしている。当時は、ツールの海外進出ブームにあったが、陌陌英語版の市場の反応は理想的ではなく、同計画も中断してしまった。2014年に陌陌が一部上場を果たす前にもBlupeを打ち出しているが、こちらもまた思うようにはいかなった経緯がある。

解説:

ここ数年、ユーザーデータと収入データでの陌陌の業績は芳しくない。インターネットのボーナスの強みが弱まり、ユーザーの増加が緩慢になった一方で、政策の監督管理などの制限もあり、陌陌のビジネス化プロセスも停滞を迫られた。このほか、抖音(DOUYIN)、快手(KUAISHOU)の台頭なども、陌陌のライブ業務をより分散化させてしまっている。海外戦略を切り開いているのは、陌陌がまさに新しい成長点を探していることを意味している。

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