盛り上がる成都のナイトライフ 北京に次ぐ移動ニーズ

このほどライドシェア会社滴滴(DIDI)は中国の夜間における移動ニーズの都市別ランキングを発表。7月から8月末の夜19時から翌日6時までのデータによると、夜間の一日あたりの呼出件数がトップクラスの都市のうち、成都は北京に次ぐ第二位に位置している。成都の夜間における移動ニーズは中国の一線都市の上海、広州と深圳を超えており、成都市民のナイトライフの盛り上がりを示している。

滴滴の統計資料によると、成都の夜間移動での人気目的地の多くは観光スポット、ショッピングセンターそして酒場街などだ。その内、夜7時~9時が夜間移動ニーズのピーク時間帯だ。移動の起点のランキングでは、商業ビルと会社・企業がそれぞれ第二位と第六位に位置しており、夜間の残業は成都でもあたりまえになりつつあることを物語っている。

解説:

ナイトタイムエコノミーは都市経済発展における新たな成長分野だ。現在、中国の多くの都市が「ナイトタイムエコノミー」による消費刺激に本腰を入れつつある。成都のナイトタイムエコノミーの盛り上がりは、成都経済の発展と「レジャーの都」という都市文化に関わりがある。成都の夜間におけるネット予約タクシー需要量の大きさは、成都の都市交通発展における不足点を側面から映し出したものだ。爆発的な夜間消費の拡大にライドシェアテクノロジーを組み合わせることにより、課題が良好な形で解決されている。

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