KATABAMI実装のセキュアIPカメラシステムがSIOTP協議会のセキュリティ実装有効性検証の第一弾に選定

2020年3月26日
株式会社SYNCHRO

KATABAMI実装のセキュアIPカメラシステムがSIOTP協議会のセキュリティ実装有効性検証の第一弾に選定

株式会社SYNCHRO(シンクロ/代表取締役:室木勝行)の「通信セキュリティシステム『KATABAMI(カタバミ)』を実装したセキュアIPカメラシステム」が、本年5月より一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(SIOTP協議会)が実施するセキュリティ実装の有効性検証の第一弾に選定されました。

あらゆるものがインターネット等のネットワークに接続されるIoT(Internet of Things)の普及は社会を大きく変えようとしています。しかし、IoTは個人や企業の利便性を飛躍的に向上させるメリットがある一方、カメラやセンサー等のIoT機器は性能が限定されている、管理が行き届きにくい、ライフサイクルが長いなど、サイバー攻撃に狙われやすいデメリットも持っており、その対策が喫緊の課題となっています。

日本における静脈認証システムのパイオニアであるシンクロは、社会の安全と安心のニーズに応えるべく、高度な認証技術を核に製品の性能向上とサービスの拡充に努めてきました。IoT社会の到来に伴う“なりすまし”などの問題に対しても、独自開発の通信セキュリティシステム『KATABAMI』により多彩なニーズに対応しています。
KATABAMIは、IPアドレス「IPv6」と暗号鍵に数学的な関連を持たせて“なりすまし”を抑止するオープンソース・ソフトウェア「Cjdns」を組み込み、高レベルの通信セキュリティを実現したシステムです。「セキュアIPカメラシステム」は、この『KATABAMI』を実装したもので、“乗っ取り”や“なりすまし”などのサイバー攻撃に対処する高い信頼性を有しています。今回、SIOTP協議会のセキュリティ実装有効性検証の対象に選定されたのは、この性能が評価されたものです。
シンクロは、アクセスコントロールシステム化で培ったネットワークセキュリティソリューションの水平展開を企図しており、今後急拡大が予想されている「テレワーク」のセキュリティ対策の社会的ニーズに応えて、『KATABAMI』をビジネスチャット・システムや遠隔設備保守システムなどにも積極的に実装・適用していく考えです。

一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(SIOTP協議会)について
IoT機器の利⽤者が安⼼・安全にIoT機器やサービスを利活⽤できるよう、全世界標準のセキュリティ基盤の構築をめざし、2017年4⽉に設立した協議会です。2020年3月1日現在で会員数は47社・26団体となっています。
このほどIoT関連ソリューションのセキュリティ実装の有効性を評価するための「SIOTP協議会セキュリティチェックシート」を策定し、本年5月より協議会の会員企業3社が保有するIoT関連ソリューションを対象にセキュリティ実装の有効性検証を実施します。

【ご参考】
<『KATABAMI』実装セキュアIPカメラシステムの特徴>
(1)高い安全性を実現
効率的かつ高度な暗号化技術を用いているため、安全性が高く、“乗っ取り”や“なりすまし”、“中間者攻撃”といったサイバー攻撃の対策にも有効です。
(2)CjdnsとIPv6の組み合わせでセキュアな通信が可能
オープンソース・ソフトウェアである「Cjdns」と、汎用的なIPアドレスの「IPv6」を組み合わせているため、簡単にセキュアな通信を行うことができます。
(3)既存アプリケーションの改修が不要
新たにセキュアIPカメラシステムを導入する際も、既存のアプリケーションの改修が不要です。そのため、新規システムの構築が容易にできます。

<システム構成例>

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社SYNCHRO 担当:西山
電話:03-4570-3291 E-mail: nishiyama@udc-synchro.co.jp

<会社概要>
・名称:株式会社SYNCHRO(シンクロ)
・設立:2001年(平成13年)4月2日
・本社:〒102-0073 東京都千代田区九段北1-10-9 九段VIGAS 5階
・ホームページ:http://www.udc-synchro.co.jp/
・代表取締役社長:室木 勝行
・事業内容:バイオメトリクス製品の企画・製造及び販売、ならびに
トータルアクセスコントロールシステムの提案・構築・保守