ディープな空気は皆無でした【駅ぶら03】京浜急行15

トップ画像は、京急1500形電車。

平和島駅で緩急接続して、各駅停車浦賀行は出発。カーブしながら高架線は上っていきます。駅が見えます。勾配を登り切って平になると駅。平和島駅から0.8kmで大森町駅。相対式ホーム2面2線です。下りホームの手前に駅名が表示されています。

下りホームの浦賀駅方面です。

こちらは品川駅方面になります。

ご覧の様に、太陽光の方向で空の色が激変してしまいます。単純にコンパクト・デジタルカメラのフルオート機能で撮影しているからなのですが、1枚ずつ色彩を考慮してシボリやシャッタースピードをコントロールしたりフィルターの類を使って丁寧に撮影する腕は筆者には備わっていません。もし備わっていても、そんな丁寧な撮影をしていたら1日に2-3駅撮るのがやっとでしょう。朝から夕方まで1日に10駅撮っても京急本線だけで50駅、5日かかるのです。実際に今回も5日かかって撮影しました。いくら筆者が暇な爺でも、コラムを書くには写真以外にもいろいろ調べたりする時間も必要なのです。御容赦ください。

※実際には再撮影などが多くあって、50駅に10日間かかってしまいました。つまり1日5駅がやっとでした。

ちなみに、京急さんには「観光切符」というか「エリアと飲食などがセットされたお得な切符」は何種類もあります。特に女の子が喜びそうな商品が並んでいるのですが、爺さん(筆者です)向けの単純な「1日フリー乗車券」の類がありません。筆者の場合はICカード(Suica)にたっぷりチャージして各駅を廻りました。

ただ、「1日フリー乗車券」の場合、同じ改札口を何度も出入りできますがICカードでは無理なので入場券を購入するか(この場合はいったん改札外に出て再入場しなければ次の駅に行けません)、別の改札口まで歩くしかない、というのが今回ちょっと(というかカナリ)タイヘンだった点です。そんな乗り方をする方がヘンなんですけど。

駅名標。1901年(明治34年)京浜電気鉄道の山谷駅として開業。時期は不祥ですが大森山谷駅に改称されます。やはり時期が分かりませんが駅は休止され1949年(昭和24年)廃止されます。地元大森町に住む方のブログを拝見していたら「戦災で駅が焼失したため休止」と書かれていました。

戦後、駅周辺の復興にともなって1952年(昭和27年)大森町駅として再開業。2001年(平成13年)から高架化工事が始まります。2012年(平成24年)に下りホームが高架化されて工事は完了。10年以上の歳月を必要としました。頻度の高い列車の安全な運行を確保しながらの工事ですから、時間がかかったのですね。

1階のコンコースに降りました。改札口まで広い!

改札の外にセブンイレブン(営業時間はシックスイレブン)があります。

京急に並行して第一京浜が東側を走っていますが、駅出入口から右に40mくらい離れています。

浦賀駅方面。

高架下が遊休地になっています。2019年(令和元年)4月に京急電鉄は大森町駅〜梅屋敷駅観の高架下に地域の「町工場」と「クリエイター」の拠点を整備し「ものづくり複合施設」の「梅森プラットフォーム」をオープンさせました。でもここまでは伸びていないのですね。

第一京浜と反対側に進む道は商店街になっています。残念ながらディープな雰囲気は皆無。健康的で近代的な商店街です。残念がる方がどーかしてると思いますが。(笑)

筆者は早々に次の駅に向かいました。

【駅ぶら03】京浜急行16 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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