新型肺炎で隔離状態にあったマクラーレンF1のスタッフ、今週イギリスに帰国へ

 マクラーレンF1チームは、新型コロナウイルスに感染したスタッフを含む16名のメンバーが、近いうちにオーストラリア・メルボルンから帰国できる見通しであることを明かした。

 F1オーストラリアGP直前にマクラーレンのスタッフ1名が新型肺炎の検査で陽性であることが分かり、その人物を含む16人が、メルボルンに残って隔離状態に置かれていた。

 3月18日、マクラーレンは、感染したスタッフが元気であること、検査を受けた7人全員が陰性だったことを発表した。

 その後、25日にチームが発表したインタビューのなかで、チーム代表アンドレアス・ザイドルは「今週、全員がイギリスに帰国するのを迎えることを楽しみにしている」とコメントした。

 ザイドルは隔離されているスタッフに付き添うためにメルボルンに数日とどまったが、現在は他の上級メンバーが現地でその役割を引き継いでいるということだ。

 現時点で、F1オーストラリアGPを含む序盤8戦が延期か中止となっており、2020年シーズンのスタートは6月以降になることが確定している。

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