九州郵船 4月フェリー増便取りやめ 博多-壱岐 新型コロナで利用客減 JR九州高速船は運休延長

 博多-壱岐-対馬でフェリーと高速船を運航している九州郵船(福岡市)は25日、4月から増便を予定していた博多-壱岐・芦辺のフェリー1往復を運休すると発表した。新型コロナウイルスの影響で利用客が急減しているため。
 期間は4月1~30日で、この間の博多-壱岐は1日3往復となる。増便は需要期の4月から10月にかけて予定していたが、5月以降は利用状況などをみて判断する。博多-壱岐-対馬のフェリーは1日2往復で変更はない。高速船も現時点で変更はないとしている。
 また、JR九州高速船(福岡市)は、対馬・比田勝、博多と韓国・釜山をそれぞれ結ぶ高速船の運休期間を延長すると発表した。比田勝-釜山は5月6日までとし、比田勝-博多で国内客も相乗りする「混乗便」も同日まで運休する。博多-釜山は4月30日までとする。


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