無断帰国で解雇のムニョス Rソックスとマイナー契約

レッドソックス公式サイトのトランザクションのページによると、レッドソックスはユーティリティ・プレイヤーのジャイロ・ムニョスとマイナー契約を結んだようだ。過去2年間、カージナルスで合計196試合に出場したムニョスだが、出場機会や起用法への不満を抱き、3月上旬にカージナルスのキャンプ地を無断で離脱して母国のドミニカ共和国へ帰国。これによりカージナルスを解雇され、フリーエージェントとなっていた。レッドソックスはムニョスをAAA級ポータケットへ配属した。

現在25歳のムニョスは、2012年1月にアスレチックスと契約し、2017年12月にスティーブン・ピスコッティとのトレードでマックス・シュロックとともにカージナルスへ加入。翌2018年に開幕ロースター入りを果たし、108試合に出場して打率.276、8本塁打、OPS.763をマークした。

昨季は88試合に出場して打率.267、2本塁打、OPS.653と成績を落としたが、一塁以外の内外野6ポジションをこなすなど、ユーティリティ・プレイヤーとしてチームに貢献。今季も貴重な控え選手として開幕ロースター入りが有力視されていたが、オープン戦で内野安打を放った際に左ハムストリングを痛めていた。

痛めた左ハムストリングのMRI検査が予定されていたものの、ムニョスは予定日時に姿を見せず、その後、チームメイトへのテキストメッセージを通して無断帰国していたことが発覚。カージナルスはムニョスを即日解雇した。ムニョスは出場機会や起用法について不満を抱いていたと見られるが、詳細なことは明らかになっていない。

レッドソックスは三塁にラファエル・デバース、遊撃にザンダー・ボガーツという不動のレギュラーがおり、ムニョスは二塁での出場機会増を目指すことになるだろう。昨季ルーキーながら18本塁打を放ったマイケル・チェイビスや新加入で俊足巧打のホゼ・ペラザらがライバルとなる。

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