きょう作業終了 高松塚古墳壁画の修復を完了

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 カビなどによる汚れや傷みが広がっていた高松塚古墳壁画の修復作業が、きょう完了したとして、文化庁は壁画の写真を公開しました。

「このたび、高松塚古墳壁画について、今年度末をもって、12年間に渡る修理が予定通り無事終了しました。」

 明日香村の国宝・高松塚古墳壁画は、保存対策の不備から大量のカビが発生したため、2007年に石室が解体されて村内にある文化庁の保存管理施設で壁画の修復作業が続けられてきました。そして、カビの除去や漆喰の強化など、すべての作業がきょう完了し「飛鳥美人」として知られる西側の壁の女子群像など、現在の壁画の写真が公開されました。

中でも「白虎」の壁画は、特に劣化が深刻でしたが、文化庁の当初の想定以上に順調にカビが除去できたといいます。

今後は、高松塚古墳周辺に保存公開施設の整備が進められることになっていますが、それまでは現在の施設で年に4回の壁画の公開が続けられるということです。