あえて出力を落としツーリング志向となった5代目 スカイライン
1977年にフルモデルチェンジした日産 スカイラインは5代目となり、「GTシリーズ」と「TIシリーズ」を展開していた。GTとTIは、搭載するエンジンの気筒数でノーズの長さが異なり、ラジエーターグリルやテールランプの意匠も異なる点が特徴。ボディタイプは、2ドアハードトップや4ドアセダン、3ドア・5ドアワゴンをラインナップし、豊富なバリエーションを取り揃えていた。飛行機のコックピットを思わせる計器類は今でも男心をくすぐられる。
ライバルからの挑戦
初期のモデルは、昭和53年の排気ガス規制により、高出力のエンジンを搭載できなかった5代目スカイライン。1979年、トヨタ セリカから「名ばかりのGT達は、道を開ける。」のキャッチコピーで挑発を受ける。1980年ターボエンジン搭載モデルを追加、145馬力を発生させるエンジンを搭載し、トヨタからの挑発に対抗した。ターボは当時165万8000円。
西部警察「マシンX」
西部警察に登場するマシンXは、初代大門軍団特殊車両で5代目 日産 スカイライン2000GTターボをベースとした架空の車両。
エンジンは「L20ET改」を搭載し、最高出力は300馬力最大トルクは41.0kgm、最高速度は240km/hとスーパーマシンに仕上げられている。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:4600×1625×1390mm(スカイライン 2000GT-E・L)
■エンジン
・水冷直列6気筒2000cc
・水冷直列4気筒1800cc
■ボディ
・2ドアハードトップ
・4ドアセダン
・3ドア/5ドアワゴンおよびバン
■駆動方式:FR
■トランスミッション:3速AT/4速MT/5速MT
■価格:134万1000円~194万4000円