インディアンス ローテ候補のプリーサックらマイナー降格

日本時間3月27日、インディアンスはザック・プリーサック、アーロン・シバーレ、ジェームス・カリンチャック、ブラッドリー・ジマーの4選手をAAA級コロンバスへ降格させたことを発表した。外野手の層が厚いため、ジマーはこのままAAA級で開幕を迎えることになると見られるが、プリーサック、シバーレ、カリンチャックの3選手は依然として有力な開幕ロースター候補である。特にプリーサックとシバーレの2人は開幕ローテーションに名を連ねることが有力視されている。

現在、インディアンスは先発投手陣のうち、マイク・クレビンジャーとカルロス・カラスコの両右腕がコンディション面に不安を抱えているものの、レギュラーシーズンの開幕が延期となっていることにより、両者とも万全の状態で開幕を迎えることができると見られている。開幕投手に指名されていたシェーン・ビーバーを含むこれらの3投手に続く残りの2枠をプリーサック、シバーレ、アダム・プルッコの3人が争う状況となっており、プリーサックとシバーレのうち、少なくとも1人は開幕時にメジャーへ昇格することになるだろう。

25歳のプリーサックは、昨年5月にメジャーデビューを果たし、21試合に先発して8勝6敗、防御率3.81をマーク。今年のオープン戦でも3試合に先発して1勝0敗、防御率3.24と安定感のあるピッチングを見せていた。一方、24歳のシバーレは、昨年6月にメジャーデビューを果たし、10試合に先発して3勝4敗ながら防御率2.34の好成績をマーク。今年のオープン戦でも2試合に先発して1勝0敗、防御率1.80と好投していた。

開幕ローテーション争いのライバルとなるプルッコは、マイナー・オプションが切れているため、プリーサックやシバーレより優先して開幕ロースターに加えられる可能性が高い。ただし、プルッコにはリリーフの経験もあるため、プリーサックとシバーレがともに開幕ローテーションに名を連ね、プルッコがブルペンに回る可能性もありそうだ。

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