コロナ禍、利用客激減で閉館急きょ前倒し 御船町の温泉「華ほたる」

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閉館を知らせる看板が入り口横に掲げられている「みふね観音温泉 華ほたる」=26日、御船町

 熊本県御船町辺田見の「みふね観音温泉 華ほたる」が31日、営業を終了する。当初は7月末まで営業予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用者が激減。急きょ、閉館を4カ月前倒した。

 同施設は、隣接地で老人総合福祉施設「グリーンヒルみふね」を運営する社会福祉法人・恵寿会の関連企業が2003年にオープン。レストランや物産館、グラウンドゴルフ場を併設する町唯一の温泉施設として、幅広い世代に親しまれてきた。

 老朽化で設備更新に多額の費用を要することなどから、昨年末に閉館を決定。その後も一日平均700~800人の利用があったが、県内で新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、2割程度に落ち込んでいたという。

 営業終了後は温泉付きの特別養護老人ホームに事業形態を変えて、来年3月のオープンを目指す。

 オーナーの吉本賢児さん(80)は「(感染した男性の1人が)御船保健所管内という県の発表や報道があり、一気に利用が減った。御船保健所管内ではなく上益城郡内と表現してほしかった。風評被害を受けてしまい、閉館を早めた」と話した。回数券は払い戻しに応じる。(立石真一)