「プレミアリーグ、この夏に0円流出する大物選手TOP10」

新型コロナウイルスの影響により、シーズンが中断されているプレミアリーグ。いつ再開できるのかは不透明なため、6月30日で契約が満了になる選手たちの去就も気がかりだ。

ここでは、『talkSPORT』による「この夏に契約満了になるプレミアリーグ選手TOP10」を見てみる。

ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)

シルバとシティは最高の組み合わせだったが、彼が望んでいたおとぎ話の結末は(シーズン中断で)今のところ危機にある。

このプレーメイカーの記憶に残るマンチェスターでの10年間はこの夏に終わりを迎える。彼はシティで獲得した11ものタイトルにFAカップとCLも加えたがっているはずだ。

それが実現してもしなくても、シルバはシティにおける永遠の存在になることだろう。プレミアリーグ史上最高の選手のひとりであることにも疑いはない。

ヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム)

8年前にアヤックスから加入以降、300試合以上に出場してきたベルギー代表DF。ノースロンドンにおいて彼は依然として人気者だ。

だが、時間が経つにつれて、スパーズでのラストシーズンになる可能性が増々高まっている。クラブは20歳の新星DFジャフェット・タンガンガとの契約を延長することに躍起だ。一方、ヴェルトンゲンとはお別れになりうる。

例えそうなったとしても、プレミアリーグで成し遂げたことを考えれば、彼は胸を張って堂々と退団することができる。

もし彼がシーズン終了前に退団することになれば、スパーズは欧州出場権を手にするのに苦労するはず。

ライアン・フレイザー(ボーンマス)

まだ26歳のスコットランド代表はかつてリヴァプール移籍が噂されていた。今季はまだ1得点だが、ボーンマスは彼と新契約を結ぼうと躍起になるだろう。

もし退団を選んだ場合、フレイザーがオファーに困ることはないはずだ。シーズンが終わり彼がすでにいなくなっていた場合、チェリーズは本当に困ったことになりえる。

ジョー・ハート(バーンリー)

元イングランド代表GKはプレータイムを求めるためにこの夏に退団しなければいけないだろうことを認めている。

32歳のハートはニック・ポープの2番手になっており、その立場がすぐには変わりそうにはない。

ショーン・ダイチェ監督は彼にお別れとなるプレータイムを与えなければいけないはずだったが、現状ではありえそうもない。

オリヴィエ・ジルー(チェルシー)

この経験豊かなフランス人は、負傷したタミー・エイブラハムの代役を効果的に務め上げ、最近スタメンの座を取り戻した。

チェルシーが代役を獲得できなかったため、1月の退団が許されなかったジルー。だが、そのことは彼の調子に影響はしなかった。

マンチェスター・ユナイテッドが調子を上げているだけに、彼無しではチェルシーのTOP4入りの望みは薄くなるかもしれない。

レイトン・ベインズ(エヴァートン)

痛みを伴う別れが近づいている。35歳になったベインズのプレミアリーグにおける日々は明らかに残り少なくなっている。

ただ、今季の申し分ないパフォーマンスを見た後では新契約にふさわしいのではないかと問う必要がある。

答えは、Yes(契約更新すべき)かもしれない。だが、トフィーズは長期的な視点で考える必要がある。

よって、ベインズの13年にも及ぶグディソンパークでの素晴らしい日々はこの夏に終わることになるだろう。

ウィリアン(チェルシー)

スタンフォード・ブリッジで6年間プレーしてきたウィリアン。一貫性には疑問があるが、クオリティには何の疑いもない。

ウィリアンは3年、チェルシーは2年の契約延長を望んでいることから、話し合いはこう着状態にある。

フランク・ランパードのチームには若手が多い一方、ウィリアンはオファーには困らないだろう。クラブは彼をチームに留めることについて慎重に検討する必要がある。

とはいえ、もしシーズン終了前に彼がいなくなった場合には指揮官にとって大きな痛手になるだろう。

アダム・ララーナ(リヴァプール)

相次ぐ怪我から戻ってくると、いくつかの貢献を見せたララーナ。特に10月のマンチュスター・ユナイテッドでは値千金のゴールを決めた。あれでチームは無敗記録を継続することができたのだ。

契約満了で移籍する可能性が高いが、プレミアリーグ優勝は素晴らしい置き土産になるだろう。

今季終了前に彼がいなくなったとしてもピッチ上の影響はそれほど大きくないかもしれないが、それでも彼は重要な人物である。

マシュー・ロングスタッフ(ニューカッスル)

今季ブレイクしたティーンエイジャー(3月21日で20歳になった)は、兄ショーンと中盤を組むこともある。

マンチェスター・ユナイテッド相手には2試合連続でゴールを奪ってみせたし、FAカップでも得点を決めた。

スティーヴ・ブルース監督は「彼とは定期的に話しているし、そうし続ける。このクラブがどれほど彼に残ってもらいたがっているかは彼も分かっている」と述べているが…。

シェイン・ロング(サウサンプトン)

アイルランド代表FWはこの夏でセインツとの契約が満了になるが、ラルフ・ハーゼンフットル監督は彼の処遇をまだ決めていない。

33歳の彼は得点を量産したことはないが、ワークレートと欲求については疑いようはなく、それによって有用な存在になっている。

今季はダニー・イングスとコンビを組むことが多かったロングだが、19歳の新星マイケル・オバフェミの台頭もあるだけに…。

© 株式会社ファッションニュース通信社