阪神が藤浪、長坂、伊藤隼の新型コロナ陽性を発表 揚塩社長はコメント発表

阪神・長坂拳弥(左)と伊藤隼太【写真:荒川祐史】

藤浪と長坂、伊藤隼は11日からの2週間で食事を共にしていた

 阪神は27日、藤浪晋太郎投手、長坂拳弥捕手、伊藤隼太外野手が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を受け、陽性反応が出たと発表した。

 藤浪は数日前から「においを感じない」と嗅覚の異常を訴えていた。倦怠感や発熱、せきなどの症状はなかったが、PCR検査の結果、陽性と診断された。長坂と伊藤隼は11日から25日までの2週間で藤浪と食事を共にし、その後、味覚障害に似た症状を訴えたため、26日にPCR検査を受けていた。

 これで阪神の感染者は3人に。球団は保健所や地域アドバイザーの医師らの協力を仰ぎながら感染拡大防止に全力を尽くしていくとしている。監督や選手、スタッフらには自宅待機を指示し、1週間の練習中止を決めている。

 阪神の揚塩健治球団社長は球団を通じて「昨日、藤浪選手、長坂選手、伊藤隼太選手の3名が大阪府内の病院でPCR検査を受けました。残念ながら陽性の判定が出ましたことをご報告します。現在、感染拡大防止のために国民を上げて取り組んでいる最中、そしてプロ野球の公式戦開幕に向けて期待していただいているファンのみなさま方、関係者のみなさま方に、ご迷惑、ご心配をおかけしまして誠に申し訳ございません。今後につきましては、保健所、地域アドバイザーの先生方、チームドクターのご協力を仰ぎながら、感染拡大防止に全力を尽くして参ります。重ねて、このような事態になりましたことを大変重く受け止めております」とコメントした。(Full-Count編集部)

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