全日本ロード:第2戦もてぎは11月に延期。鈴鹿8耐トライアウトは鈴鹿サンデーロードレースのみ

 3月27日、株式会社モビリティランドは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により栃木県のツインリンクもてぎで4月25~26日に行われる予定だった全日本ロードレース選手権第2戦もてぎを延期し、11月14~15日に開催することを発表した。

 全日本ロードはJSB1000クラスのみが開催される、4月4~5日の全日本スーパーフォーミュラ選手権と併催の鈴鹿2&4レースで、2020年シーズン開幕を迎える予定だった。

 しかし、3月2日に鈴鹿サーキットが同大会の延期をアナウンスしたことにより、ST1000、ST600、J-GP3クラスを含む全クラスのレースが開催される第2戦もてぎがシーズン開幕のポジションを務めるはずだった。

 しかし、そんな第2戦もてぎも延期が決定。11月14~15日に開催日程が移されることとなった。

 シリーズに参戦する4メーカーは3月25~26日に鈴鹿サーキットで合同テストをこなしており、ツインリンクもてぎとしても3月1日から臨時休園していた『モビパーク』、『ハローウッズ』、『ホンダコレクションホール』などの一部施設を3月30日から営業再開を予定するなかでの第2戦もてぎ延期決定となった。

 第2戦もてぎ延期が決まった理由はファンや選手、関係者の安全と安心を最優先に考慮したものだという。また3月28~29日の週末に首都圏周辺の1都5県に出された外出自粛要請等も影響しているかもしれない。

 第1~2戦の開催が延期されたことで、2020年の全日本ロードは3月27日時点で5月23~24日にスポーツランドSUGOで開催予定の第3戦で開幕を迎える見込みだ。

 さらに、鈴鹿8時間耐久ロードレースのトライアウト2ndステージについては、第1戦鈴鹿2&4のレース1で予定され、ここで17枠の出場権獲得チームが決定するはずだったが、同大会が延期になったことを受け、第2戦もてぎのレース1がトライアウト2ndステージを務める予定だった。

 もてぎでの2ndステージは、鈴鹿8耐への出場権を獲得できる枠が10まで変更されて行われる予定だったが、第2戦もてぎの延期に伴い中止されることになった。

 この結果、鈴鹿8耐トライアウトは5月16日開催予定の鈴鹿サンデーロードレースのみが対象に。この変更に伴い、FINALステージ選出チーム数は19~39チームとなり、主催者推薦枠が10チーム分、設けられることになった。

 各種チケットの払い戻し手続きについては、決定次第、ツインリンクもてぎ公式ホームページで案内される。

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