魔女ではないけど!「魔法使い」の愛称をもつ5名のサッカー選手

世界的人気を誇るジブリのアニメ作品にはたびたび魔女が登場する。

サッカーでも、創造性あふれるプレーを「まるで魔法のようだ」と表現することは多い。

昨今では「まるでプレイステーションのようだ」に押されているが、マジカルなプレーはいつの時代もサッカーの華。

そんなプレーを連発し、晴れて「魔法使い」と称されるようになった5名のフットボーラーを紹介したい。

フアン・セバスティアン・ベロン

Juan Sebastián Verón
1975年3月9日生まれ(45歳)
エストゥディアンテス、ラツィオなど

まずはこの人、90年代から2000年代のアルゼンチン代表で輝いた、スキンヘッドの司令塔ベロンだ。

その愛称は“La Brujita”(ラ・ブルヒータ)。「小さな魔法使い」という意味である。

というのも、ベロンの父、フアン・ラモン・ベロンはアルゼンチン代表でも活躍した名プレーヤー。

ラモンは現役時代「魔法使い」と呼ばれており、そんな彼に才能あふれる息子が生まれたとなれば、「小さな~」の形容詞が付くことは必然だった。

45歳となったベロンは現在、出身クラブであるエストゥディアンテスの会長を務めている。

メスト・エジル

Mesut Özil
1988年10月15日生まれ(31歳)
アーセナル所属

「オズの魔法使い」の異名を取るのはご存知、メスト・エジル。

“El Mago de Öz”の綴りを見てわかるように、童話『オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz)』の“Oz”とÖzilの“Öz”をかけたお洒落な愛称だ。

2014年にドイツ代表の世界一に貢献した左足の可能性は無限大。

まだ31歳だけに、これからもどんどんピッチで魔法を披露してほしいところだ。

フィリペ・コウチーニョ

Philippe Coutinho Correia
1992年6月12日生まれ(27歳)
バイエルン・ミュンヘン所属

現在バルセロナからバイエルンへローンされているブラジル代表のコウチーニョ。

彼もまた、ポルトガル語で「魔法使い」を意味する“O Magico”の愛称で親しまれている。

バイエルンではハンス=ディーター・フリック監督が就任して以降ベンチを温めることが増えたが、6-0と大勝したホッフェンハイム戦で2ゴールを記録。

小柄な体格から「小さな魔法使い」と呼ばれることも多い27歳は、この夏の動向も注目を集めることになりそうだ。

マヒコ・ゴンサレス

Jorge Alberto "Magico" González Barillas
1958年3月13日生まれ(62歳)
カディス、バジャドリーなど

NBAにマジック・ジョンソンというレジェンドがいるが、彼同様プレーがあまりにマジカルなため、名前も「魔法」になってしまったのがマヒコ・ゴンサレス。

アメリカ大陸で最も小さな国家エルサルバドルに生まれ、同国史上最高のフットボーラーとして今も語り継がれている伝説のテクニシャンだ。

特にスペインのカディスでは衝撃的なプレーを連発。1989-90シーズンのコパ・デル・レイ準決勝進出にも貢献した。

62歳となった今もそのテクニックは健在である。

ロベルト・フィルミーノ

Roberto Firmino Barbosa de Oliveira
1991年10月2日生まれ(28歳)
リヴァプール所属

最後は南野拓実の同僚フィルミーノ。

戸田和幸氏が試合中継などでたびたび彼のことを「魔法使い」と表しているためそのイメージが定着しつつある。

彼をひと言で表現するなら、周りを使うのも周りに使われるのも超絶上手いストライカー。

サディオ・マネ、モハメド・サラーと組む3トップで、一番欠かせないのはこの選手?

南野もフィルミーノの良いところを少しでも盗み、プレーヤーとしてさらに成長していきたい。

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