大手モールで「夕市」 富山の周辺店舗協力、南北接続、にぎわい期待

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 路面電車が通る富山市中心部の大手モールで、周辺の店舗が協力して「夕市」の定期開催を企画している。これまで月2回、夜に開かれていた屋外バーを発展させ、地元の店が取り扱う野菜や総菜、コーヒーやパンの買い物や飲食も合わせて楽しめるようにする。路面電車の南北接続で、訪れる人の増加が見込まれる中、沿線を盛り上げる。

 夕市は、路面電車から見える市民プラザ前の屋外広場を会場とし、音楽を流して飲食用のテーブルや椅子を並べる。バーのほか、近くの八百屋やカフェ、パン店が出店し、飲酒しない人や買い物客も利用できるようにする。

 大手モールで定期市「越中大手市場」を実施している実行委員会が中心となり、5月のゴールデンウイーク頃から月2回の開催を予定している。

 実行委の会長を務め、大手モール沿いに呉服店を構える秋吉克彦さん(54)が昨年4月から月2回、金曜夜に広場でバーを始めると、仕事帰りの会社員や旅行客が訪れるようになった。

 より多くの人が気軽に立ち寄れるようにし、バラエティー豊かな店がそろう大手モール周辺の魅力を伝えようと、他店にも協力を呼び掛けた。

 富山市内の南北の路面電車が21日、富山駅高架下でつながり、大手モールを走る電車も駅北側から乗車できる。一方、大手モールで企画されていた記念イベント「ワールドキッチン」は新型コロナウイルスの感染拡大防止で中止になり、秋吉さんは「本当はこの通りも大にぎわいのはずだったのに」と残念がった。

 秋吉さんは「より幅広い人が気軽に交流できる場をつくり、日常ににぎわいを増やしていきたい」と話した。