神奈川中央交通グループの神奈川中央交通西(平塚市)は29日、車いすのまま乗り降り可能なエレベーター付きリムジンバスの運行を始める。車いす利用者はスロープを使って乗り込み、車内に設置されたエレベーターで専用席まで移動できる。
三菱ふそうトラック・バス(川崎市幸区)が製造した車両1台を使う。車内にエレベーターがあるため、車外のリフトで持ち上げるタイプのバスよりも天候の影響を受けづらい。小田急線の相模大野や本厚木駅前などと成田空港を結ぶ路線に導入する。
同グループが路線バスとしてエレベーター付きリムジンバスを走らせるのは初めて。担当者は「福祉車両で快適な移動手段を提供したい」と話している。
車いすの利用を希望する場合は、乗車前日の午後7時までに予約センターへ電話が必要。