旧駅舎から最終列車 JR長崎線高架化

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長年使われた長崎駅から出発する最終列車=27日午後11時23分、長崎市尾上町

 27日午後11時23分、長年使われた長崎駅のホームを最終列車が離れた-。長崎市中心部を走るJR長崎線は28日に高架化・開業し、長崎、浦上両駅も新駅舎へ移行。始発が出るまでに、線路の切り替えや機材の引っ越し作業などが行われた。
 高架化は県が連続立体交差事業として松山町-尾上町(約2.5キロ)で実施。踏切4カ所を撤去し、交通渋滞の緩和や往来の活性化を見込む。長崎駅は約150メートル西側に移り、浦上駅も仮設駅舎から元の位置に戻る。
 27日夜、役割を終える直前の長崎駅で最終列車を見送った西彼長与町の岩間正彦さん(62)は「子どもの頃から利用してきた。たくさんの人の思い出が詰まった地上駅の最後を動画に残したかった」と話した。
 新型コロナウイルス感染拡大を受け、JR九州は開業記念式典や出発式を取りやめた。